このページはメディアの取材インタビューを受けた記事を掲載しています。(内容は取材時点のモノであり、現在とは異なる場合もございます。予めご了承ください。)


新発田市商工会議所女性会 会長 馬場玲子 様

このカテゴリでは、日々普通に一生懸命頑張っている「仕事人」を等身大で紹介しています、今回ご紹介する新発田市商工会議所女性会 会長の馬場玲子様は、社会福祉法人いじみの福祉会法人理事統括苑長として、各種ニーズに合わせた介護福祉施設の事業をはじめ、多岐にわたりご活躍されています。

それでは、よろしくお願い致します。

2017.6.19

とにかく、”明るく元気、明朗活発!” 人を引き寄せるオーラ全開が第一印象、そんな馬場さんの魅力の源泉を探っていく。

そもそも、新発田市商工会議所女性会とは、どんな活動をしているのか・・・

女性経営者や経営に携わる女性を中心に、女性ならではの視点を生かした経営者ネットワークを作り、経営はもちろん、情報交換や経験交換など交流の場を通して、商工観光業の復興ならびに地域活性化のお手伝いをしている、のよ

と堅苦しく表現するとこのようになるようだが、むしろ私の興味は「なぜ!?馬場さんがそのトップなのか」に話を移すと、ニコニコしながらこんな風に話してくれた。

「順番!代わりがいなかったので(笑、
就任当時は37名ぐらいだったんですが、今は約50名ぐらいまでになりました、地道に頑張ってます」

「順番」とは実に謙虚である、メンバーを大きく増やすなど、やはりなるべくしての要職であった。

実はそんな馬場さん、生業として取り組んでいるのが、県内でも有数の介護事業と聞かされ、一気にヒートアップしていく。

「元々、建築業だったんですよね、でも、みなさんご存じの通り ”バブルが弾けて(笑)” 、そこからスタートした事業なんですよ」

確かに、時代のニーズも追い風だったかもしれない、しかし、ここまで大きく事業を成長できたには理由があるはず。

「私たち、結果的にはハードからの参入と言うより、ソフトからのアプローチだったんです、今に思えばそれが良かったと思います」

つまり、建築=箱物からのアプローチでは無く、箱の中身が大事と言う、”THE 女性ならでは” の視点がここで生かされたようだ。

「例えば、介護施設にはある種独特な匂いが付きものですよね、でも、それって介護施設だから仕方ない、では無いと思うんです、普通の家と同じように、そこには人々の暮らしがあったり、時間、空間が存在します、ならば、同じように普通であるべきと考えているんです、介護施設だからと言う理由はありません、なので徹底して妥協を許さず「普通」を突き詰めているんです」

と何度も「普通」と言う感覚の大事さを説く。

実は「普通」と言う、”たったそれだけのこと” ほど難しいものはなく、それでもそれを徹底する価値があると見抜き、さらに実践しているところが馬場さんの経営感覚の素晴らしいところだと教えられる。

介護は非常に難しくデリケートな側面も多いと聞くが、成長の源泉には職員の力も大きいはず、普段どんな接し方をしているのだろか・・・

「まさに、職員の力ほど大事なものは無いと思っています、介護を受ける高齢者はどちらかと言えば負、つまりアンハッピーなんです、なので直接接触する職員が同じく負のイメージがあると機能しません、アンハッピーな心境を私たちと触れてハッピーになって頂くことがとても重要なんです、そのためには職員がハッピーでなければなりません、なので私は志高く働けるような環境づくりや、時には心のケアなど、職員が楽しくいつも元気が出せるよう考えています、お蔭さまで10年前後のリーダー的職員が、若い子の面倒を良く見てくれているんですよ」

そこには良い循環が出来ていると同時に、ここでも馬場さんの一貫したポリシーと思える「当たり前のことを当たり前のように」が垣間見え、優れた指導者に共通して感じる、シンプルで分かりやすい考え方に出会う。

世の中に対し、馬場さんが思うハッピーに仕事をする心得としてアドバイスがあるとしたら・・・

「明るく、元気で、素直に!」と語るこの部屋に、凛とした清涼剤のような清々しい空気が流れたように感じた。

そして、馬場さんらしいちょっと面白い話をしてくれた。

「うちの職員はみんな0.8とか0.9とか(怒られるかなぁ~笑)なのかもしれません、でも、みんな集まると凄い力を発揮してくれるんです、それは私が彼ら彼女らから一番教わった事実なんです、凄いんですよ!ほんとに」と目を輝かせながら語る馬場さん、本当に誇らしげで嬉しそうな表情が印象的だった。

(実はこの時点でかなり長い時間お付き合い頂いていたが、あっと言う間だった)

こんな頑張り屋さんの馬場さん、今後取組みたいと思っている新たな挑戦等を伺ってみた。

「実はですね、今携わっている介護関係は、つまるところ介護しなければならない状況になってからの対応なんです、もっと言えば誰も好んで介護を受けたいと思うわけでは無いですよね、将来介護を受けるために貯蓄をするよりも、介護を受けなくても良い健康作りのためにお金を使った方が幸せなんじゃないかと思うんです、なので、必用に迫られて介護を受けなければならない基本はある程度形に出来てきた、次は介護を受けなくても済むように、健康促進の分野で人々のお役に立ちたい、そう思っているんです」

そう語ってくれた直ぐ横には工事が進んでいる大きな建物があり、まさに健康促進を展開するためのスタジオを建築中とのこだ。(凄い!!)

なんだかすっかり魅了され、ファンになってしまいそうである(汗♪
馬場苑長、ありがとうございました。

最後に目から鱗の話を一つ紹介して…

「人は変化を恐れるかもしれないですが、経営者は変化しない環境こそ不安なんです」 be helpful!!

Interviewer:F/direction:F/producer:F/publisher:N

(次回は馬場苑長からのご紹介を予定しています)

今回ご紹介した企業様情報

社会福祉法人いじみの福祉会 コンフィ陽だまり苑/パルcomfy陽だまり苑 他

〒957-0053?新潟県新発田市中央町5-4-2
https://www.hidamarien.ne.jp/

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